プロフィール

悠渓(ゆうけい)

Author:悠渓(ゆうけい)
ペン字の練習記事を中心に、男子ごはん、映画など、日々の出来事を綴っています。

いま何時?
検索フォーム
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
タグ

【関連項目】

狩田巻山 ペン習字 日ペン 日本ペン習字研究会 三上秋果 田中鳴舟 全日本ペン書道展 山下静雨 一先会 書の美 かな書道 日本書道教育学会 不二 美文字 ボールペン 万年筆 中塚翠涛 パイロットペン習字通信講座 わかくさ通信 つけペン デスクペン 硬筆書写検定 全国硬筆コンクール

QRコード
QR
ブロとも申請フォーム
最新トラックバック
フリーエリア
アクセスカウンター

まとめ
03月31日(日)

文字スケッチって何?

わたしのブログのカテゴリに「文字スケッチ」というのがあります。
(略して「もすけ」)
これはきれいな字形を学ぶための一つの練習方法として考案したもので、
一言で言うと、鉛筆を使って、手本を拡大模写するものです。

ただ、これはあくまでわたし個人の練習方法を参考までに紹介するものです。
ペン習字の一環として、あくまでわたし個人には効果があった、
という話しですので、皆さんはここに書かれていることを、
鵜呑みにしないで下さい。
万人に役立つ練習方法であるとは言えませんし、
非常~に手間ヒマがかかるので効率としては最悪ですよ。(汗)

なので、まずは一人一人が自分のペン習字にとって、
文字スケッチという方法が本当に役立つものかどうか、
それを考えるところから始めて下さい。
役立つと判断された場合は試してもらっても構いませんが、
その場合も必ずしも効果があるとは限らないし、
効果を実感できるとしても、
それまでにかなりの時間を要します。それに加えて、
「やってみたけど、ただ単に時間をロスしただけで何の効果も得られなかった…」
というリスクも付いて回ります。(大汗)

それでも試してみたいという方はどうぞ。

忙しい方にはお勧め出来ませんが、
わたし個人としては「物を見る目を養う」という点においては、
こんな地道な練習方法があっても良いのではないかと考えています。


さて、本題に入ります。
文字スケッチのやり方ですが、
「楷行草の三体」などのペン習字本から、
必要な字を選んで、鉛筆を使ってそれを大き目に書いてみて、
手本と見比べながら何度も何度も修正を加えていきます。
最終的に手本の字形に近付くことが出来れば、そこで完成です。

(字の大きさですが、最初の頃は、百均で売っている、
1マスが12mmの方眼ノートを使って、
一文字を5cm角くらいの大きさに書いていましたが、
あまりにでかいので、最近では7mm方眼ノートに変えて、
一文字を4cm角くらいの大きさに書いています。)

この練習方法のメリットは、大きく書くことで誤差も拡大されるので、
形の狂いに自分で気付きやすい点です。
(この例だと「己の部分が、ちょっと小さすぎるかな?」など。)

縮小トリミング3 50


拡大して書くことで、字を構成しているそれぞれの点画の長さや、
重なり方、曲がり具合、ハネの角度、全体のバランスなど、
細部まで良く見えてきます。

毛筆の練習では一発勝負で修正は出来ませんが、
文字スケッチは鉛筆ですので、手本と見比べながら、
部分的に書いては消すの修正が何度でも出来ます。

どこが違っているかを考え、
直しながら書いていく過程が大事なわけで、
この練習を続けていると、難しい字形でも、
形のとり方が少しずつ分かってきます。

最終的に手本の字形にそっくりな段階になれば出来上がりですが、
完成度の高い手本に追いつくはずもありませんので、
どのあたりで終了とするか、見極めは必要です。
スケッチが完成したら、その字を書くときのコツや注意点など、
気付いたことを横に小さくメモしておきます。

メモ・ポイントの説明その1


メモ・ポイントの説明その2


メモ・ポイントの説明その3


文字スケッチが終わったら、
ペン習字本の手本を参考にしながら、
普通の大きさで何十回も書いて練習します。
そのときは字形のバランスが、ある程度は頭に入っているため、
上達が速い…ような気がします。(^_^;)

ペン習字も練習不足だとなかなか身に付きませんが、
この文字スケッチを残しておくと、
あとになって練習をやり直す時でも、これをチラッと見ることで、
字形の整え方や注意点をスッを思い起こせるので、実に便利なのです。

でも、これを書くにはそれなりの手間がかかるので、
その点はデメリットですね。

(大きめの手本がほしいというだけであれば、
コピー機でペン習字本の字を拡大コピーしたり、
またはデジカメで手本を撮ったものをパソコンで拡大するのが手っ取り早いですね。
字が大きな方が、目習いする際にも形が分かりやすいと思います。)

いちいちこんな面倒なものを作らなくても、
手本を見てサッとうまく書ければいいのですが。

しかし、闇雲に繰り返し書いていても、
いつまでたっても上手に書けない字ってありますよね。
しかも小さい字だと、
どこがヘンなのか自分でさっぱり分からなかったりする。

そんなとき、手本とじっくり見比べて修正していく文字スケッチは、
観察力も磨けるし、正しい字形を知るには持って来いの方法だと思います。
なかなか上達しなくて行き詰まっているように感じている方には、
試してみる価値はあるかも。

ただ、手間がかかる分、練習の進行具合は非常に遅くなりますので、
従来通り、ある程度の分量を書きこなす練習方法との組み合わせは必須です。


【追記】
パイロットの副教材として「短期上達ペン習字(狩田巻山著)」を使い始めたのを機に、
「ミニもすけ 字形メモ」というカテゴリを作りました(2013年8月から)。

これは文字スケッチを簡略化したもので、やや小ぶりですが目的は同じで、
字形をうまくまとめるコツをあとから思い出せるように、
自分用にメモしたものです。