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悠渓(ゆうけい)

Author:悠渓(ゆうけい)
ペン字の練習記事を中心に、男子ごはん、映画、アホネタ、おばか絵など、日々の出来事を綴っています。

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08月05日(水)

百人一首を書く(七)

7 天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出(い)でし月かも

天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出(い)でし月かも
                     阿倍 仲麻呂

どんなふうにまとめるか、
いつも悩みます。
ともあれ基礎から学びたいので、
かなの形を活かしながら、
変体仮名を多用することなく、
素朴な構成を目指しました。

阿倍 仲麻呂(あべ の なかまろ)698~770年
19歳のとき遣唐使の一人として長安に渡る。
唐の大学に学び、時の皇帝、玄宗に仕え官職を重ねた。
優秀であった阿倍仲麻呂は玄宗にたいそう気に入られ、
長年、日本への帰国を許されなかった。

3年後
「日本へ帰りとうござります」
「ならぬ」
5年後
「日本へ帰りたいのです」
「だめ」
10年後
「日本へ帰る!」
「返さん」
20年後
「日本へ帰るつってんだろがオラ」
「やれるもんならやってみな」(半沢直樹の上司ふう)
30数年後
「しまいにゃあワレ、血ぃ見るど!」○(`o´;) 
「そこまで言うなら…そろそろ帰ってもよいぞ」
「え?マジェ?」(;゜▽゜)

*ゆうけい言葉字典
「マジェ」
若者言葉で「マジ」(本当?)が訛ったもの。
おバカな雰囲気を醸し出したいときに用いる。

さて、唐にいて望郷の思いがつのる仲麿でしたが、
30数年を経てようやく日本への帰国を許され、
送別の宴が催された時に詠まれたのが、冒頭のこの歌でした。

「天を見ると美しい月が昇っている。
あの月は、遠い昔、遣唐使に出かける時に、
祈りを捧げた春日大社のある三笠山に昇っているのと、
同じ月なのだ。ようやく帰れるのだなあ。」

(≡_≡) (しみじみ。。。)

こうして彼を乗せた船は日本に向け出帆したものの、
しばらくすると、哀れにもこの船は暴風に遭って漂流…、
ズブズブ。。。

はぁ?(;゜▽゜)!

*ゆうけい言葉字典
「ずぶずぶ」
1.船が沈む様子を表す
2.前検事長と賭け麻雀をしていた新聞記者たちとの間柄を表す(・o・)ノ

ヾ(-_-;) 。o0○(話題、古っ)

このとき船は危うく沈没を免れたものの漂流、
けっきょく仲麻呂は日本には辿り着けず、
長安に戻ることとなる。ガクッ…_| ̄|○

現在と違い、奈良時代には船で中国から日本へ帰るのは、
それこそ命がけの大事業でした。残念ながら船は難破し、
仲麻呂は戻った中国で54年暮らして、72歳でその生涯を閉じます。

かっ、可哀想だよね…。
せっかく希望に満ちたあの歌を詠んだのに…、
どんな想いで余生を過ごしたのやら…(இдஇ; )うぅ…

7 天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出(い)でし月かも(反転)
(夜空っぽい感じに加工してみました)

さて、この和歌についてあれこれ調べていると、
謎めいた考察(?)が見つかりました。

「奈良盆地から三笠山に月が昇るのを見ることは物理的に不可能!」

ん?(o・_・o)どゆこと?

どうやら、方角的に、月が見える位置が間違っているということらしいです。
だとすると、
仲麻呂は何故このような歌を作ったのだろう?(*・゛・) 

興味のある方はそちらの記事もご覧になってみてはいかがでしょう(・▽・)ノ
          (別の方のサイトに飛びます) こちら




 
06月23日(火)

百人一首を書く(六)

      中納言 家持(ちゅうなごん やかまち 718ころ~785)
かささぎの渡せる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける

先週、ツイッターに書写を載せた百人一首(六)です。
ここであらためて、どんな歌なのか内容を見てみます。

かささぎ
鳥の一種。名前からするとサギかと思ってしまいますがカラスの仲間らしいです。
中国では「七夕伝説における織姫と彦星の間をつなぐ掛け橋の役を担う鳥」
なのだそうです。

かささぎの渡せる橋
天の川を意味するらしい。

霜の白きを見れば
壮大な天の川の白い輝きを霜に見立てています。

【この歌の情景】
「暗い夜空を見上げれば輝く天の川が広がっていて、
白い霜のような星の群れを見つめていると、
ああ、夜も更けたな。。。と、しみじみ感じてしまうなぁ。」



さて、書写をするにあたっては、
まず、さまざまな現代書家が取り組んだ百人一首の作品を、
参考にさせてもらっておベンキョーします。
気に入った手本を選んでそのまま真似るのもよし、
部分的に変えてみるのもよし、
手本なしで一からすべて自力で作り上げるもよし…。

自分が目指しているのは、
1.変体仮名を多用しないで仮名本来の良さを活かすこと
(↑これは数年前、わかくさコンクールの時、
わかくさ通信に載っていた講師の先生によるアドヴァイスです。
最近になってどういうことなのか少しわかってきたように思います)
2.あまり凝ったことをせずに素朴な構成にすること
(個人的にゴチャゴチャしたのが嫌いなので)
3.字形や布置が美しいこと
(字形は基礎を重視。品よく仕上げたい)

おベンキョーを通じて、これらを追求して行けたらと思っています。

6.かささぎの渡せる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける
(いちおう仕上がった書写)

修正を繰り返しながら何度か練習して、
もうちょい練り上げたいけど、もうこれ以上は、
進展しないナという段階が来たら清書します。
しかし出来上がった書写を見れば「ここはもう少しこうした方が…」と、
あらたな修正箇所が目に…(;゜▽゜)
そんな状況ですが、当面はそれで良しとしています。
ちなみに落款は赤のボールペンで手書きしといた(・▽・)ノ 
  ヾ(-_-;) 。o0○(手抜きすんな)

かささぎ
【かささぎ】

暗い夜空に浮かぶ天の川を題材とした作品なので、
こんな風にいじってみるのもいいかな。
(安易にそのまんま)
天の川に



 
01月11日(土)

2020年 令和2年の予定

さて、わたしのペン習字関連の今年の予定ですが…(・o・)ノ

・パイロットペン習字通信講座は、いちおう継続
・ペンの光はお休み(昨年の秋から)
・日ペン展覧会はたぶん出せない(臨書部は大作なので時間が…)
・書写検定は今年も受ける予定なし

これまでは年間の予定をぎっしり詰め込んで、
時間に追われながら書いていた時期もあったけど、
そういうときは集中するあまり、
ほかの事に気が回らなかったり、
かと思えば何もしないうちに、
時間ばかりが過ぎてしまったりで…、

あれもこれも失敗だらけ~♪\(^o^)/

ヾ(-_-;) 。o0○(笑える神経が分からない)

そんなわけで今年は気持ちの上でちょっと余裕を持って、
走らずに、脇目をふりながら、
ゆっくり歩くような気分で行こうかなと思ってます。

。。。。。。。。。。

今年の予定:追加~(・o・)ノ

・体重を減らす
・酒量を減らす
・室内のゴミを減らす

ヾ(-_-;) 。o0○(できないことばかり書くな)

あ、そうそう、
もうひとつ予定を追加しことう(*・゛・) ウンウン。。。

・今年は女子にあんまりモテすぎないようにする

ヾ(-_-;) 。o0○(だれが?)


 
01月16日(水)

わかくさコンクール 平成31年度

昨年の秋に要項が発表されました。今回は和歌です。
こちらが課題文の画像。(ちっさ!)
2019年の課題文

構成や変体仮名の選択にはいつも悩みます。
まずは、いくつかのパターンを書いてみて、
その中から気に入った構成を選びます。
あとは変体仮名を入れ替えてみたり、
行間を変化させてみたりしながら詰めていきます。
今回はこんなかんじに仕上がりました。
清書

一定期間を経て課題文を見ながら書き直してみれば、
また違った作品になるでしょう。
どんな表現が良いのかは一概に言えません。
でも「こういうのはイヤ」という好みはあります。
そこが難しくもあり面白いところです。

 
09月15日(土)

第34回 全国硬筆コンクール

今年も硬筆コンクールの締切に追われる時期がやってきました。
早いものです。

【今回の課題文(行書・草書による手本)】
行書と草書の手本

今回の課題は室生 犀星の有名な詩です。
(むろう さいせい1889年〈明治22年〉~1962年〈昭和37年〉)
石川県金沢市生まれの詩人・小説家


 「小景異情」   室生犀星

ふるさとは遠きにありて思ふもの

そして悲しくうたふもの

よしや

うらぶれて異土の乞食となるとても

帰るところにあるまじや

───────────────────


(ふるさとは遠くにいて思うもので、

悲しく詠うもの。

仮に

落ちぶれて、よその土地で乞食になっても、

ふるさとは帰るところではないだろう)

*犀星は帰郷したときに、よほど辛い思いをしたらしく、
(冷たくあしらわれた?)
この詩からは、田舎なんか、もう二度と帰って来るものか、
といった心情が伝わってきます。

さて、このコンクールは手本を見て書いても良いし、
自運でも良いことになっています。
いつも自分なりに工夫して書くことが多いのですが、
今回は新しい試みとして、
毛筆における墨の濃淡が変化していく様子を、
ペンとインクを使って多少なりとも表現できないものか、
挑戦してみることにしました。
そんな試みが必要なのかどうかはともかく、
古筆をペンで臨書するときに役立ちそうな気がするので、
どんな作品に仕上がるのか見てみたいわけです。

言わば生体実験だよね(・▽・)ノ
ヾ(-_-;) 。o0○(どこが)

構成を変えながら何度か書き直していって、
最後にこんなふうになりました。
詩の表現としてどうなのかという気もしますが、
まずは自分の感覚を磨くことが大事なので、
あれこれ試行錯誤する中で得るものがあればと考えて取り組みました。

作品



【追補】 11月8日
10月に審査結果が出まして「金賞」を頂きました。
11月に入って賞状も届きました。
大きな賞ではありませんが、
自分があれこれ工夫したことをちょっとでも評価してもらえるのは、
ありがたいですね。

賞状

また次回も応募できると良いのですが(⌒-⌒)