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悠渓(ゆうけい)

Author:悠渓(ゆうけい)
ペン字の練習記事を中心に、男子ごはん、映画、アホネタ、おばか絵など、日々の出来事を綴っています。

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06月29日(土)

美女の誘惑

書店に立ち寄った際に、雑誌コーナーの前を通りかかると、
「美文字」やら「ペン習字」やらの練習帳がズラ~ッと並べてありました。
でも、テキストならパイロットや狩田巻山先生のを何冊も持っているもんね。
「これ以上テキストを増やしたりしたら、
完全なオーバーワークになってしまう。要らないや。」
そう思って素通りしようとした次の瞬間、
わたしは思わず立ち止まりました。

目の前の書棚に貼られた小さなポスターの中で、
中塚翠涛先生がニッコリと私に向かって微笑んでいるぢゃまいか!(;゜▽゜)

すー…(手を伸ばす音)

私は夢遊病者のごとく、中塚翠涛先生の著書を手に…。
「い、いかん!」
やっとの思いで誘惑を振り払うと、わたしは本を棚に戻し、
足早に書店を後にするのでした…ε=( ̄。 ̄;)フゥ

 
06月28日(金)

おバカ画像たち

ブログ開設3ヶ月を記念しまして、
これまで当ブログ内で悠渓が生み出してきた、
おバカ画像をまとめてみました。
「もう一度、振り返って呆れてみたい」
という方は、ぜひご覧ください(^_^;)

*  *  *  

・ペン習字で腕が痛いのは万年筆のせい?こちら

・別の角度でもう一度?こちら

・カタログを見たい?こちら

・商品写真も見せろ?こちら

・字は脳で書く「美文字養成ギプス」(ひめかさん原案)こちら

・追い詰められたときに練り消しムンクが…こちら

・名古屋城の怪奇シャチホコ 体が虎で顔が魚の「魚面虎(ギョメンコ)」現る!こちら


今後のさらなるおバカ画像をどうぞお楽しみに(⌒∇⌒)でぁでぁ

 
06月26日(水)

中居正広のミになる図書館 牙と雅

録画しておいたので見てみました。
ゲストの一人に女お笑い芸人の島田珠代さんが出ていましたが、
驚いたことに彼女の母親は書道の師範なのだそうです。
そのため彼女自身も子供の頃からずっと書道を習っていて、
今ではなんと九段だとか!
お顔がホームベースの形なのに信じられません。

ヾ(-_-;) o○(顔と書道は関係ない…)

それはそうと、彼女はこの番組内でもお笑い芸人ぶりを発揮、
例によって男性の横にしゃがむと、
指ではじく下ネタ(ちーん)を披露、
スタジオ内は爆笑の嵐でしたが、
中塚翠涛先生はと言えば全く無表情で、
ソッポを向いたまま完璧に無視していました(苦笑)

ヾ(-_-;) o○(関わりになりたくなかったのだろう)

さて、番組ではいくつかのお題が出されましたが、そのうちの1つは、
「夏風邪にはお気を付け下さい」
というもので、中塚翠涛先生がいつものようにお手本を書いてくれました。

ところで「夏風邪」の「邪」ですが、牙の部分は五画ですね。
2010年に常用漢字が改定されて、いくつかの字が追加されましたが、
その中に含まれる「牙」も五画になっています。
しかし、つい数年前まで旧字体として書かれていた「牙」は四画でしたよね。
それでいて「邪」とか「雅」の牙は五画だった。なんかヘンなのでは?(。・_・。)

(このあと話は一気に堅苦しくなりますので笑いを期待されている方にはごめんなさいです)<(_ _)>

* * * * * *

そういうわけで、ざっと調べてみたのですが、
牙という字も紀元前から使われていたようです。

紀元前の牙の字形


現代の字形とは異なっていますが、
この「牙」の画数は(「互」の字形から連想してみますと)、
おそらく四画で書かれたのだろうと推測します。

ここで康煕字典(こうきじてん 1716年刊行)の「牙部」の字形を見てみますと、
字典には篆書の形を示した上で、四画の明朝体として載っています。

牙 トリミング


ところが「雅」を康煕字典で見てみますと、
牙の部分は見慣れない形をしていて、
四画の「牙」の上にさらに横画を乗せた形になっています。

康煕字典 雅 トリミング2


みょ~な字形です。この当時、篆書の形を元に、
明朝体を使ってさまざまなデザインが試みられたようです。
ここでびっくりするのは、
「雅」に使われている見慣れない「牙」の字形が正字であり、
牙部の方の「牙」は略字体なのだとか!
それでいて「画数はどちらも同じ四画である」という意見があって、
なんかもうわけわかりません!(汗)

紀元前の牙の字形と明朝体の牙偏


康煕字典は全48巻と規模が大きく、その完成には多人数が関わり、
わずか六年の編集期間でまとめられたため、
字典として統一感に欠ける部分や、誤った記述も含まれていたそうです。

「牙部」については略字の形が用いられたものの、
「雅」の字は牙部ではなく「隹(ふるとり)」の部に、
「邪」の字は「阝(おおざと)」の部に掲載されているため、
校正者は牙の字形が統一されていない事に気が付かず、
(あるいは気付いていながら何ら手を打たないで、)
そのまま印刷に回してしまったようです。

康煕字典は1780年、日本語に翻訳されたようですが、
その段階で誤りが訂正されることはなかったのでしょう。
字形が不統一のまま「標準字典」として受け継がれてしまって、
国内でも、あとあと混乱が生じたようです。

このように「牙」は当初から四画だったのですが、
わずか数年前に常用漢字に追加されて、今度は五画となりました。

* * * * * *

さて、話は変わりますが、
今年の4月でしたか、狩田巻山先生の「改訂 常用漢字の三体」が発売されました。
しかし大手の書店に立ち寄った時に買おうとしたら在庫がないのです。
Amazonにもない。それで近所の書店に頼んで取り寄せ注文をしてあるのですが、
これがまだ届かないのです。

そのため常用漢字に新たに追加された196文字の中に、
「牙」が含まれていることに私は気付かないでいまして、
中居くんのテレビ番組を見ているときに、
「牙は四画なのに、なんで邪の牙は五画なのだい?」
と疑問に思ったわけです。
それが今回の記事を書くきっかけとなりました(^_^;)

ヾ(-_-;) o○(説明、長ッ!)

 
06月22日(土)

わかくさ通信6月号 硬筆書写検定理論問題から「高」の書写体と行書

わかくさ通信6月号の「硬筆書写検定 理論問題より」
第10問「常用漢字の字体から見て誤りまたは不適当な字」として、
解答10文字の中に「高」の書写体(ハシゴ高)が含まれていました。

6月 高 書写体

たしかに「高」の字形は一般的に「くち高」の方が使われているし、
常用漢字の楷書も「くち高」になってる。(*・゛・) ウンウン。。。

じゃあ行書はどうかってことで、
常用漢字の「高」の行書を見てみると…、

髙の行書 2つ


左は狩田先生の字体、右は三上先生の字体です。(もすけ)
あれっ?この行書の形から楷書を連想してみると、
さっきの書写体の「高」(ハシゴ高)が自然に思い浮かぶんでないかい?(。・_・。)
なのに楷書の「高」は、どうして「くち高」なのだろう?
素朴な疑問…。
それに加えて、「不適当な字形」って表現にも、なんか違和感があるよ(*・゛・) 

髙と髙 完成品


どうしてこんな状態になっているのか、謎です(・o・)ノ
中途半端なまま、わざわざ検定試験なんかに出題して、
○×をつけさせる必要性があるのかなぁ?

とりあえずテストの答だけ丸暗記しておいて、
受験したときに点数が取れればそれでいいけど、
でも疑問が残ったままだと何か気持わるい(*・゛・) 

二つの字形はほとんど同じなのに、どういう経緯があって
片方は「不適当な形」とされたのだろう?
書写検定の問題集では、そこらへんの解説がしてあるのかもしれないけど、
わたしゃ持ってないもんね。
仕方がない、自分で調べてみようかな。


* * * * * *


「ハシゴ高」と「くち高」については、
江守賢治先生の『解説 字体辞典』に詳しく載っているらしいことが分かりました。
あいにく私はその本を所有していないので、ネットで、ざっと調べてみることに…。

そうしたら驚いたことに、
「ハシゴ高」も「くち高」も、元になった字形が、
なんと紀元前にすでに存在してますね(+_+)

高とハシゴ髙の歴史 2


甲骨文字とは亀の甲羅や動物の骨に刻まれた文字、
金文は少し後の時代に、青銅器に鋳込まれたり、
刻み込まれた文字のことを言うのだそうです。

これらの文字は紀元前1600年ごろから紀元前771年ころに使われていたのだとか。
「ハシゴ高」の原型と思える字形がこの時代にすでに見受けられるのは全く驚きです!

そして、有名百貨店のあのロゴマークのルーツが、
こんなところにあったとは!そのことにもビックリ(;゜▽゜)

一方、画像にある「くち高」ですが、小篆というのは、
秦の始皇帝(紀元前259年~紀元前210年)によって、
統一された書体なのだそうです。
「くち高」もずいぶん古くから使われていたんですねぇ。


さて、時代は一気に移って18世紀の日本。
中国から明朝体で刷られた画期的な『康熙字典』(こうきじてん)全42巻が持ち込まれて、
日本語に翻訳されます。

ヾ(-_-;) o○(見てきたように言うでない…)

あそ?(:-""-)ゞ

康煕字典


このとき、従来の書き文字と、印刷用にデザインされた明朝体との間に、
字形のズレが生じて、当時の人たちは混乱したようです。
でも書き文字しか無かった時代に、
見たこともない洗練された書体がドドっと入ってきたのだから、
人々はさぞかし斬新な印象を受けたでしょうねぇ。

けっきょく「高」についてはそれまで「ハシゴ高」が主流だったものの、
『康熙字典』の影響が大きく、これを機会に「くち高」が重視されるようになって、
書写体は誤りとされて追いやられたみたいです。
  
康煕字典 本文


でも「ハシゴ高」は書き文字として生き残り、
次の世代に伝えられて行くんですね。
そして当時の流れはそのまま、
現代まで受け継がれることになります。

そういうわけで常用漢字においても、
楷書としては「くち高」の方が選択され、
「ハシゴ高」の方は相対的に、
「常用漢字の字体から見て不適当な字」と位置づけられることに。

またもや憂き目を見た「ハシゴ高」ですが、
フォントの地位は得られなかったにしても、
それまでの書写体から、よく似た字体の行書に姿を変えて、
書道やペン習字の世界で、今でも生き続けています。

──こうして、そっくりな二つの字形は、
公の場から一つは消え去り、片方は残ることになりました。

謎がようやく解けた。ε=( ̄。 ̄;)やれやれ。これでなんとか納得できたわ。

それにしても、たった1つの文字に、
これほど長い歴史が刻まれているとは思っても見ませんでした(^_^;)

 
06月14日(金)

油性ボールペン パワータンク

さて、先日は名古屋旅行の記事を載せました。
そして帰り際に工場内のお土産売り場で、
Asahiのロゴ入りボールペンを記念に買ってきました。

「ビール工場で買う土産がなんでボールペン?」
っていうツッコミは、なしでお願いします。(・o・)ノ

DSCF4169.jpg

家に帰ってから、さっそくペン習字に使ってみたところ、
これは油性ボールペンであることが判明。
ということは、インクがとぎれて、
線がかすれることがあるということですね。

紙質が違うノートに替えて書いてみました。案の定、
こういう状態で、ロクに書けやしない。
無題

これだから油性ボールペンは嫌いなんだよね(`ε´)
さて、パイロットでは、課題の清書に使う筆記用具は、
基本的には万年筆かデスクペンを使うことになっていますが、
油性ボールペンを使って書くように指示された課題もあります。

そのときにいろんなメーカーの製品を試したのですが、
どれもこれも線がとぎれてしまって清書をするには使いものにならず、
油性ボールペンってこんなにひどい書き味だったかなと、呆れました(`ε´)

そしてそのとき最後に試したのが、
三菱の「パワータンク」(uni Power Tank)という商品でした。
三菱uni PowerTank

書いてみると、この「パワータンク」何と、
なめらかにインクが出て、線がとぎれないではありませんか!
(加圧油性ボールペン、三菱uniPowerTankで書いたもの。)
   ↓
パワータンク

この製品は、圧縮空気でインクを押し出す仕組みらしく、
そのためインクがとぎれず、なめらかに書けるのだとか。

(メーカーによりますと「ペン先を上に向けた状態でも書ける」「氷点下でも書ける」とか。)
http://www.mpuni.co.jp/products/ballpoint_pens/ballpoint/powertank/standerd.html

すごすぎ!大満足です。
この加圧ボールペンはとても信頼性が高いです。使ってみてそう実感しました。
デザインこそ無骨ですが、線が途切れずにまともに使える、
数少ない油性ボールペンと言って良いでしょうね。